はじまりの茶
茶の湯に興味があっても体験出来る場面は少なく、作法もわからない中では茶会には気軽には参加出来ない、と、多くの方がいう。500年の歴史をもち、総合芸術として発展してきた茶の湯を日常の中で楽しめる事、現代に沿わせた日本文化継承の提案をしたい。茶室での動きのルール、同席者や道具への敬いを表現する作法についてなどを亭主のフリップ解説と床に色分けした導線の可視化でわかりやすく教示した。戸惑いと恥じらいを払拭し一期一会を愉しみたい。
2021.07.24(土)-07.25(日)
催 主・企 画
そよや江戸端(ユニーク工務店・リレーションシップ)
茶 道 具 製 作
勘太郎
室 礼
勘太郎
ユニーク工務店・リレーションシップ
亭 主
白井 裕二
点 前
新実 喜久子
現代を生きる私たちの暮らしは、膨大な情報で溢れ、歴史の中で培われてきた文化は常識から非常識へと移行しています。その流れの中で、日本人独自の美意識や生活の基盤は、グローバル化の中に影を潜めていますが、私たちのアイデンティティとして継承されている様に思います。「はじまりの茶」は、日本の素晴らしい物事、所作、言葉を空間に室礼、楽しく自由に体験する事で、様々な気付きと有意義な出会いに恵まれる開かれた新しい茶会です。
先人達が築いてきたお茶文化に畏敬の念をこめ、建築・美術に携わる私達の視点での「お茶」の楽しみ方を提案しました。