鎌倉、谷戸の古民家の改修

谷戸の風まかせ

鎌倉、谷戸。源氏山の脇に、海や山からくる風のなかにひっそりとあるこの建物は、古民家を改修することで再生し始めた。谷戸という場所が木々や小山に囲まれているのが、この家からは一望できる。風が吹けばあたりの木々が揺れ、まるで谷戸一帯が、湘南の波のように揺らいでいる。夜はシンと暗く、陽が出ると共に色が流れる。
木造の構造が残されたデザインは、そんな谷戸の木々に囲まれた静かな時間を提供してくれる。静かな時間は追い風となり、考える事や想いを巡らせる事を促してくれる。

自然豊かな土地の小さな古民家の改修工事

鎌倉、谷戸にある小さな古民家を、私たちは「谷戸の風まかせ」と言う名前をつけて改修工事をしています。谷戸は文字通り、谷になっていて、秋には綺麗な紅葉が谷一面に広がるのを一望できる位置にこの古民家はあります。

周囲の自然は季節や時間で様々な表情を見せてくれます。1日の中で同じ風景を見ていても、これだけ表情が豊かだと感じれる場所はそう多くはない事でしょう。谷戸の自然の美しさと、時間によって微細に変化するこの環境をうまく取り込んだ古民家の改修を目指し、「谷戸の風まかせ」と言う名前をつけました。


この谷戸では、岩壁を活かした建物が多く存在しています。また駐車場や作業場として、岩壁に穴を掘ってスペースを作った様子を観る事ができます。近くに銭洗弁財天宇賀福神社があり、そちらもまた岩壁をうまく使った見事な境内になっています。古くからこの岩壁や、そこから生える植物たち、そこに住む動物たちと良い関係を築いてきた事が見て取れます。「谷戸の風まかせ」もまたそんな岩壁の上に建っています。細くて少し長い階段や、その入り口は、ほんの少しだけ日常から切り離された気にさせてくれます。

私たちがどのような想いを込めてこの「谷戸の風まかせ」を再生しているのか、どのように自然と共生できるかを少しでも知っていただけたら幸いです。是非ご覧ください。

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