ナナガツ

日本のブルックリンスタイル

『小日向31番地』の B 区画に入居を決めたヘアサロン。オーナー夫妻がこの建物がもつレト ロな空気を気に入ってくれた。構造も壁や床の仕上もそこにある既存の良さを極力活かしたい というのが一番の要望でした。
廃工場が建ち並び、治安が悪くなっていたブルックリンに、金のないアーティスト達が活動の 拠点としてリノベーションしアトリエとして使い始めたのがブルックリンスタイルの発祥。この場所も長らく空き家化していて建物の価値が危ぶまれていたが、だからこそ残っていた時代 を重ね経た空気感は、ブルックリン同様に若いヘアアーティストの新たな事業への想像力を刺 激した。土壁に木の構造という日本のどこでも見られる戦前戦後頃の建物のコンテクストを崩 さない空間デザインを進めた。

通常なら隠してしまう配管や構造の木材などを活かしデザインを組み立てていった。クライア ントが時間をかけて選んだ家具や照明等、統一感を考えながらアドヴァイスを行ってい った。ヘアサロンに一番重要な照明計画、空調換気の設備計画は特に慎重に行った。

内装写真